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『LIGHTS CAMERA ACTION』を終えてのインタビュー。

先日開催された『LIGHTS CAMERA ACTION』展示期間中に撮りためていたKeeperによる
映像が出来上がりました。そのタイミングでフリーライターとして活躍する友達のユウちゃんに自分たちのインタビューをしてもらいました。少し長文になりますが是非読んでみてください!

まずはKeeperによる映像をどうぞ!



ここからはユウちゃんによるインタビューになります👇👇👇

――4月に開催された「LIGHTS CAMERA ACTION」展について、きっかけは私がKeeperくんにCC4441(以下CC)とオーナーの遠藤さんを紹介したところから始まって、とんとん拍子に話が進んで開催に至ったわけだけど、話をもらった時は率直にどう思った?
Keeper:え!! マジで!? いいの!? 絶対やります!って思った。俺は初めてだったけどLEEGETは前に展示をやったことがあるんだよね。
LEEGET:そうだね、去年初めてやったんだけど、毎年できればいいなーと思ってた時に今回のお話をいただいて、しかも今回はKeeperと一緒にやれるってことで、ぜひ!って感じだった。

――そうはいっても結構急なスケジュールだったけど、何のためらいもなく取り組めた?
Keeper:確かに期日が短かったから多少は戸惑ったね〜。「やるとは言ったけど何やろうかな…」みたいなのはあったかな。でも俺も今年は展示をやりたいと思ってたから、これは巡り巡って来たな!って。

――あの場所CCは、コンテナ型という独特の空間だけど、あれを生かしての展示というのは難しかったのでは? しかも2人で2つのコンテナを使うということだったけど。
LEEGET:まず、一緒に作品を混ぜてやるのか、別々でやるのかというのを考えて、結果としては別々でやったんだけど、振り返ってみるともうちょっと2人の合作じゃないけど、意味を持たせた方が、見てる人にはおもしろかったのかな。まあでもそれは後から思ったことで。その時はとりあえず「どうやってこの建築物を使ったらいいんだ?」っていう話だったよね。
Keeper:うんうん。最初に思ったのは、俺とLEEGETが踊ってる映像をあのコンテナに映してみたいなって。マッピングみたいにして、レセプションの時にショータイムじゃないけどドカーン!!と映せたらいいなっていうのはずっと理想にあって。だけど今回はできずにああいう小さい形になっちゃったけど。でもあれでも映像は結構いいものになったと思う。

――あの映像があるのと無いのとでは、全体の印象、完成度が全然違ってたと思う。ANDREくんが編集した音も込みで“BIGDOGSS”感が出たと思うし。
LEEGET:確かに。だいぶデカいよね。
Keeper:ダンサー感も出たよね。映像は作りたいってずっと言ってて。LEEGETはダンスをモチーフにした絵を描いてるから、それを具現化したものを流したらおもしろいんじゃないかなって考えて。
LEEGET:俺は去年やった展示の延長で、ダンスをモチーフにした動きのあるようなものを作った方がいいなと思ってて。で、Keeperから映像を映したいっていうのを聞いてたから、絵でも映像でもどっちも見せられたらって。自分達はダンサーというかチームで活動してるから、普段からトータルで魅せようとするよね。ショータイムにしても服も曲も含めた空間で、トータルでどうですか?みたいな。そういうのが好きなんだと思う。

――見てるこちら側もそれは感じる! BIGDOGSSはトータルでのセルフプロデュースがうまいなーと。あの映像ではANDREくんも踊ってくれてるんだよね? あの場所(国際フォーラム)にしたのはなぜ?
Keeper: そう、ANDREと俺が踊ってます。あそこはもともと好きな場所で、写真も撮ったことがあるんだけど、すげーいい場所だなと思ってて。それで今回映像を撮るってなった時に、あそこがいいなって。
LEEGET:確かに、もしあれがグラフィティが描いてあるようなありがちな場所だったらああいう風には見えなかったよね。ほんとうまくハマったと思う。

――CCのスタイリッシュで洗練されたイメージとも合ってたよね。じゃあ展示のタイトル「LIGHTS CAMERA ACTION」について
LEEGET:有名なやつだとBig Daddy KaneがBiz Markieとの楽曲(「Just Rhymin' With Biz」)の中で「LIGHTS CAMERA ACTION!」って言ってて、それが結構引用されてるんだけど。最近もTyler, the Creatorが新しいアルバムの1曲目の「DEATH CAMP」って曲でも引用してたね。「演じろ」っていう意味だと思うんだけど、“スイッチが入って演じる”みたいなことがダンスにも通じるものがあると思って。展示を俺とキーパーの2人でやるっていうことともつじつまが合うし、KeeperがBig Daddy Kaneが好きだっていうのもあったしね。
Keeper:俺も聞いた瞬間「超いい!!」って思った。

――うん、あのタイトルにして大正解だったと思います! Keeperくんの作品は、何年も撮りためてきたものの中から選び抜いた写真だったんだよね?
Keeper:そうだね。一眼レフカメラを3年以上使ってるんだけど、それ以外にも使い捨てカメラを使ったりもしてて、イベントの時とかは常にカメラを持って撮ってるから結構な枚数があって。今回の展示をやることになったちょっと前から、新しいレンズを買ったりして写真がちょっとずつ変わってきて、今まで撮ってきたものはとりあえず一区切りつけようっていうのがあったんだよね。

――選んだのはどういう基準で?
Keeper:思い入れだね。このイベントよかったな、この写真よかったな、ストリートだなーとか、思い入れのあるものを選んだ。一見なんの変哲もないようだけど、全部の写真に必ず意味があって、重要なカルチャー的要素があったものを出したんだよね。

――開催場所がBIGDOGSSになじみの深い原宿ではなく、少し離れた浅草橋という立地には不安はなかった?
Keeper:最初は俺らも不安な要素ではあったけどね。いつもは原宿に来てくれる人たちが浅草橋まで来てくれるかなーっていうのはちょっとあった。でもフタを開けてみたら結構たくさんの人たちが来てくれて。
LEEGET:俺ら世代の人たちがあの場所に来てくれたことが嬉しかったって、遠藤さん(オーナー)も言ってたしね。

――確かに、浅草橋の風景が変わってたもんね。異彩を放ってた。
LEEGET:俺はこの話をもらった時に縁を感じました、浅草橋に。ここにもう一度来たいなって思いました。そう思わない所もいっぱいあるんだけど。
Keeper:うん、俺も思った。今ではテレビで「台東区」って聞くと「お?」って反応しちゃうくらいだしね。

――見に来てくれた人たちの反応はどうだった?
LEEGET:褒めてくれる人もいれば、厳しいことを言ってくれる人もいて。近くにいる仲間は「良かった」って言ってくれるけど、ちょっと引いたところから見てくれる人からは全然違う意見もあって、ありがたいっすよね。なるほどなーって思うことがたくさんある。もっと良くしたいしね。
Keeper:展示をやってる最中に「もうちょっとこうしたらよかったなー」っていうのが出て来たんだよね。創作意欲じゃないけど、「今度はこうしたいな」っていうのがどんどん沸いてくる。場所によってマインドとか変わってくるのかもね。もっと作品性のあるものを撮りためたいと思うようになって。

――あの展示を機に、作風に変化が表れた?
Keeper:うん。もうちょっとインパクトのあるものを撮りたいと思ったり。展示中「この感じはもういいかな」とかずっと考えてたね。ダメな面と良い面との両方が見えたのがよかった。プラスになってる感じですよ。
LEEGET:俺は大きい作品を描きたくなったし、もうちょっとダンスに特化した動きを見せられるような、この絵はあの動きだよねっていうのをしっかり見せられたらなと。どうやったら“タメ”の動きを表現できるのかなーとか。
Keeper:やってて思ったけど、ダンスが一番の武器なんだということを痛感したよね。最近の自分たち主催のイベント(MECCA)に関しても言えるんだけど、ダンサーダンサーしてない方がいいと思ってたり、展示もダンスから離れてしっかりやった方がいいのかなって思ってたんだけど、実際にやってみて「ダンスっていうのが一番の武器なんだ」ということを改めて思った。何をやっても。逆にそれからは離れられないんだなって。

――むしろダンスがなかったらほかのアーティストでもいいわけだし。ダンスが軸として真ん中にあるのが大前提で、それが個性であり武器でもあると。
LEEGET:そうだね、確かに。

――そして今回発信した、CCで撮影した映像については。
LEEGET:あの建物(CC4441)は海外の人もすごく注目してるって言ってたから、それを使って映像を作らない手はないなと思った。見え方もいいしね。
Keeper:期間中にコンテナに投影していた映像の前で踊ってるんだけど、それが結構おもしろくて。音は展示中にかけてた音楽とほとんど一緒でANDREにショートバージョンを作ってもらった。「世界に発信したい」って遠藤さんが言ってたし、今はネットとかSNSがあるから、俺らにもその可能性があるってことなんだよね。

――これがきっかけでまた新しい何かが起こるかもしれないし、すごく楽しみです! じゃあ最後に、今回の展示を通して見えたもの、今後に向けての展望は?
LEEGET:もっとやりたいですね。展示もやりたいし、自分の描くオリジナルのキャラクターをもっと知ってもらいたいっていうのもあるし。続けることでもっと洗練されて良くなっていくと思うので、みんなが見て「おもしろいね」って言ってくれたらいいですね。それにちょっとでも繋がればいいかな。
Keeper:「もっとこういうものを撮りたい」とか自分の中で変化があったので、それをすぐにでも撮って、スキルも上げていきたい。今まで展示のために写真を撮るっていう感覚がなかったから、作品を撮るっていう感覚でもっといろんな写真を撮ってみたいと率直に思った。展示のノウハウも初めて知ったから、次はもっと良い展示ができるようにしたいしね。とにかくもっとやりたい! もう本当に楽しかったっす! プラスもっとこうしたい、ああしたいっていうのが出てきたから、これはいいことですよ! もっと違う方向性で自分をレベルアップさせたいなと。こうして内面が変わったのが一番デカいかもしれないね。やらないとこうなってないからね。
LEEGET:そうだね、間違いない!

(interview & text : Yu Konisho)
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